映画|ドラマ

映画『ピアニスト』薔薇密室|ミヒャエル・ハネケ監督

映画『ピアニスト』に寄せた散文詩です。人間の心をえぐるミヒャエル・ハネケ監督作品。ヴィルヘルム・ハンマースホイの絵画や、皆川博子の短編小説に触れたときの心象が、鑑賞中、しばしばちらつきました。おどろおどろしい秘密にこそ宿る美しさを感じます。
映画|ドラマ

映画『007 スカイフォール』美しい孤独|サム・メンデス監督

映画『007 スカイフォール』に寄せた散文詩です。ジェームズ・ボンドが、任務と自らの過去、そして喪失と再起に向き合う物語。崩れゆく信頼や揺れる忠誠のなかで、それでもなお自分自身を取り戻そうとする姿を描いた、サム・メンデス監督作品です。劇中の「復活」というセリフがたまりません。
映画|ドラマ

映画『愛の嵐』凌駕する愛|リリアーナ・カバーニ監督

映画『愛の嵐』に寄せた散文詩です。過去と現在、権力と従属、赦しと執着――それらの境界線を揺らめかせながら、かつて収容所で交錯したふたりが、戦後のウィーンで再び出会うリリアーナ・カヴァーニ監督作。
映画|ドラマ

映画『異人たち』君の縁|アンドリュー・ヘイ監督

映画『異人たち』に寄せた散文詩です。アンドリュー・ヘイ監督作品。アンドリュー・スコット主演。“異人たち”との触れ合いを通じて、蘇る感情と記憶に向き合う物語です。通り過ぎてしまった想いに、そっと寄り添うようなやさしさに満ちています。
映画|ドラマ

映画『千年女優』十四日目の月|今敏監督

映画『千年女優』に寄せた散文詩です。現実と虚構、覚醒と夢幻のあわいを漂うミステリアスな世界を描いてきた今敏監督作品の中でも、本作はスペクタクルの装いが際立つアニメーション映画。……ではありますが、その奥には、女と男の蜜月に捧げられた愛が、ひそやかに息づいていると執筆者は感じました。
映画|ドラマ

映画『寄生獣』『永い言い訳』深津絵里さんが麗しい

映画『寄生獣』『永い言い訳』でみる冷たい美と温もりを纏う深津絵里さん。2本の作品・2人の人物を通して、存在の気配と喪失の情感について綴りました。
映画|ドラマ

Netflixオリジナルドラマ『ブラックミラー|ホテル・レヴェリー』

Netflixオリジナルドラマ、ブラックミラーにおけるseason7の『ホテル・レヴェリー』の感想です。「映画の世界のなかに入れたら…」という発想をSFで大胆に実現。物語の人物ドロシーとの交流が教えてくれるのは、やはり“愛”についてでした。
映画|ドラマ

映画『ネオン・デーモン』死の間際|ニコラス・ウィンディング・レフン監督作品

ニコラス・ウィンディング・レフン監督作品『ネオン・デーモン』鑑賞後の所感です。終盤のとあるシーンにおける美しさについて、私的な文章でまとめています。
映画|ドラマ

映画『グリーン・ナイト』欲望との戯れ|デヴィッド・ロウリー監督作品

叙事詩「サー・ガウェインと緑の騎士」の映画化。監督はデヴィッド・ロウリーで、映画『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』よろしく、人間の儚い人生を、優しく諦観したような作品です。ファンタジーの物語も紛れもなく“ヒューマンドラマ”であることを思わされました。
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【映画】『不思議の国のシドニ』イザベル・ユペールが好きだ

『不思議の国のシドニ』を観た所感をしたためています。…というより、イザベル・ユペールへのラブレターになってしまいました。本当に美しい人。それが伝われば嬉しいです。
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