【心と映画と】執筆者

映画

映画『千年女優』十四日目の月|今敏監督作品

映画『千年女優』に寄せた散文詩です。現実と虚構、覚醒と夢幻のあわいを漂うミステリアスな世界を描いてきた今敏監督作品の中でも、本作はスペクタクルの装いが際立つアニメーション映画。……ではありますが、その奥には、女と男の蜜月に捧げられた愛が、ひそやかに息づいていると執筆者は感じました。
映画

映画『寄生獣』『永い言い訳』深津絵里さんが麗しい

映画『寄生獣』『永い言い訳』でみる冷たい美と温もりを纏う深津絵里さん。2本の作品・2人の人物を通して、存在の気配と喪失の情感について綴りました。
ドラマ

Netflixオリジナルドラマ『ブラックミラー|ホテル・レヴェリー』

Netflixオリジナルドラマ、ブラックミラーにおけるseason7の『ホテル・レヴェリー』の感想です。「映画の世界のなかに入れたら…」という発想をSFで大胆に実現。物語の人物ドロシーとの交流が教えてくれるのは、やはり“愛”についてでした。
映画

映画『ネオン・デーモン』死の間際|ニコラス・ウィンディング・レフン監督作品

ニコラス・ウィンディング・レフン監督作品『ネオン・デーモン』鑑賞後の所感です。終盤のとあるシーンにおける美しさについて、私的な文章でまとめています。
映画

映画『グリーン・ナイト』欲望との戯れ|デヴィッド・ロウリー監督作品

叙事詩「サー・ガウェインと緑の騎士」の映画化。監督はデヴィッド・ロウリーで、映画『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』よろしく、人間の儚い人生を、優しく諦観したような作品です。ファンタジーの物語も紛れもなく“ヒューマンドラマ”であることを思わされました。
映画

【映画】『不思議の国のシドニ』イザベル・ユペールが好きだ

『不思議の国のシドニ』を観た所感をしたためています。…というより、イザベル・ユペールへのラブレターになってしまいました。本当に美しい人。それが伝われば嬉しいです。
映画

【映画】『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』社会を穿つ弾丸【押井守監督作品】

押井守監督作品『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』の感想記事です。大人になれない子ども「キルドレ」の葛藤を丹念に描きながら、人生の意味を問う素敵な物語でした。繰り返される日々に、波紋を投げかける愛。冷徹な現実と仄かな希望の狭間を彷徨う若者たちにとって、大切な一本となるはずです。
映画

【映画】『パリ、テキサス』特別な人【ヴィム・ヴェンダース監督作品】

ヴィム・ヴェンダース監督作品『パリ、テキサス』。トラヴィスとジェーンの対話。紡がれる贖罪と真実の言葉の数々。在りし日に、思いを馳せていた特別な人への想い。忘れることのできない人への愛の呼びかけ。ピンクのニットを着るジェーンをみるだけで、泣いてしまうのは、私だけではないはずです。
映画

【映画】『ぼくのお日さま』陽だまりの美しい詩【奥山大史監督作品】

映画『ぼくのお日さま』の感想記事です。監督は過去作に『僕はイエス様が嫌い』がある奥山大史(ひろし)さん。まだ20代のお若い方です。なのにこんな美しい映画をつくってしまわれるなんて、脱帽。美しく温かく、ちょっぴり棘のある物語でした。
映画

【映画】『時々、私は考える』世界を象る2人【レイチェル・ランバート監督作品】

映画『時々、私は考える』の感想記事です。人付き合いが苦手なフランの日常を通して見る、ささやかな人との“出会い”。心疚しくなるときもあるけれど、やっぱりそれは必要なことであり、尊いことであり、美しいものだ…と気づかされます。
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