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【映画】『緑の光線』孤独に抗する”愛”【エリック・ロメール監督作品】

ヌーヴェル・ヴァーグの一人、エリック・ロメール監督による映画『緑の光線』の感想/紹介記事となります。連作「喜劇と箴言」の5作目にあたる今作は、主人公デルフィーヌの休日における対人交流のさまを映すことで、「出会い」というものが人間にもたらす影響についてを考えさせる物語となっています。それは孤独か、はたまた福音か。
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【映画】『美しき結婚』”世界”のひろがりは止まらない【エリック・ロメール監督作品】

ヌーヴェル・ヴァーグの一人、エリック・ロメール監督による映画『美しき結婚』の感想/紹介記事となります。連作「喜劇と箴言」の2作目にあたる今作は、ある女性の”世界”のひろがりが美しく表現されています。恋愛における人間の浅ましく傲慢な”夢想”のおしつけがユーモラスに描かれた物語です。
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【映画】『シング・ストリート』(ほか3作品) ロマンが翔けりうるもの【音楽×映画】

音楽×映画をテーマとして、素敵な音色が印象に残る映画を紹介した記事です。映画を彩るものに欠かせない音楽。物語のテーマ性とのリンク、加えて、物語のトーン調整など、音楽が映画におよばす効果は絶大。音楽には疎いが、音楽が美しい映画は知っているぞ、ということで私のおすすめ映画を4作品紹介します。
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【新作映画】『あのこと』孤独への没入

フランス映画『あのこと』の感想/紹介記事です。中絶が違法な1960年代のフランスを舞台に、望まぬ妊娠をしたアンヌの孤独を描いた作品。親や友人といった他者の助けを得られず、ひとり奮闘する彼女の姿を目の当たりにすることで、他者性と”孤独”が際立ちます。すべては”自由”のために。
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【新作映画】『ザ・メニュー』失われた童心

サーチライトピクチャーズ制作の新作映画『ザ・メニュー』の感想/紹介記事です。孤島にある一流レストランを舞台に、狂気にシェフと”ベテラン大人”が対峙。ミステリーの皮を纏った高純度なヒューマンドラマ。「童心」を取り戻すため、今一度鑑賞したい秀作です。
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【映画】『ブラック・フォン』孤立と闘争【ブラムハウス作品】

ブラムハウス・プロダクションズが制作の映画『ブラック・フォン』の感想/紹介記事です。誘拐され地下に閉じ込められた少年の奮闘を描いたスリラー映画。”恐怖”とたたかうジュブナイルものとしてのドラマ性に魅力があります。
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【新作映画】『窓辺にて』実感とフィクションの乖離【今泉力哉監督作品】

今泉力哉監督/脚本の最新映画『窓辺にて』の感想/紹介記事です。恋愛をテーマにした映画をおおく手掛ける監督の作品には、「痴情のもつれ」という言葉がよく似合います。個性豊かな人物がおりなす人間ドラマの会話劇に、人間の真意への探求をみるのです。
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【映画】この”想い”はロマンス【新海誠監督作品】

新海誠監督作品の感想/紹介記事です。抒情とファンタジーを融合させたおおくの作品には、人の”想い”を大切にする新海誠監督の特徴がみえてきます。時間や距離、あらゆる艱難に脅かされようとも、輝きを消すことのない美しい人間の姿は、ロマンスとなって私たちをとらえます。
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【映画】『ハッピーエンド』人間たちの隔絶【ミヒャエル・ハネケ監督作品】

オーストリアの映画監督であるミヒャエル・ハネケが監督/脚本で手掛けた映画『ハッピーエンド』の感想/紹介記事です。さめた視線で人間を映しだす映画監督が今作で描いたのは人間の隔絶。血がつながっていようとも、わたしたち人間には越えられない壁がる、孤独である。厭世的なスタンスを崩さすに人間の内面を覗いたヒューマンドラマ。
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【ジブリ&実写映画】『耳をすませば』恋とファンタジー、現実との調律

ジブリ&実写作品『耳をすませば』の感想/紹介記事となります。どちらも漫画家柊あおいの同名作品を原作とした映画。月島雫と天沢聖司の青春と夢に向けたひたむきな心を描いた素敵な物語です。ジブリ版と実写版とで重なるテーマ、”恋とファンタジー、現実との調律”についてを記しています。
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