映画

映画

【映画】『ウェンディ&ルーシー』世界に晒される個人の尊厳【ケリー・ライカート監督作品】

アメリカのインディーズ映画を手掛けるケリー・ライカート監督による作品『ウェンディ&ルーシー』の感想/紹介記事となります。一人の女性と一匹の犬のロードトリップをとおして、世界や社会に晒される個人の尊厳を描いた映画です。だだっ広い世界で生きる一人ぼっちな私たちが映しだされます。
映画

【映画監督】特集 映画監督で選ぶおすすめ作品5選【おすすめ】

映画監督で選ぶおすすめ作品と題しまして、わたしの好きな5人の映画監督と、それぞれの作品を紹介した記事です。人間の機微を深く味わうことのできる映画で揃っています。監督の名前で観る映画を決めるという観方は、共通したテーマや表現方法がわかり、より映画体験の質が向上しますので、おすすめです。
映画

【映画】『雨を告げる漂流団地』漂流した、過去と未来の狭間で【石田祐康監督作品】

Netflixで配信中の映画『雨を告げる 漂流団地』の感想/紹介記事です。監督は『ペンギン・ハイウェイ』に続き、本作が長編映画2作目となる石田祐康監督。漂流した団地を舞台に小学6年生のサバイバル生活をユーモラスに描きつつ、人物が抱える葛藤を繊細に映しだされています。
映画

【映画】『トリコロール 赤の愛』愛は真実【クシシュトフ・キェシロフスキ監督作品】

ポーランドの巨匠クシシュトフ・キェシロフスキ監督による映画『トリコロール 赤の愛』の感想/紹介記事です。フランス国旗のトリコロールカラーをモチーフに制作された本作は、”愛は真実”であるという力強いメッセージのある映画。
映画

【映画】『アンビリーバブル・トゥルース』信頼もしくは合理性【ハル・ハートリー監督作品】

ハル・ハートリー監督の手掛けた映画『アンビリーバブル・トゥルース』の感想/紹介記事です。罪を犯した男とちょっと風変わりな女の交流と、それを取り巻く個性豊かな人物が織りなすヒューマンドラマ。世界に生きる意味をめぐり、哲学チックな問答が繰り広げられます。そこには”信じられない真実”があった。
映画

【映画】『四月物語』実現される私の物語【岩井俊二監督作品】

映画『四月物語』の感想/紹介記事です。大学生になりたての卯月、北海道から上京して武蔵野へ。なぜ卯月は武蔵野を選んだのか、物語は卯月のその真意を結末に紡がれていきます。唯一無二の私たちの人生、それを際立たせる特別ななにか。
映画

【映画】『風花』意味を求めて【相米慎二監督作品】

映画『風花』の感想/紹介記事です。2000年に制作された相米慎二監督による作品。遺作となった映画です。停職中の文部省勤務の康司(れんじ)と風俗嬢のゆり子の出会いと再生を描いたヒューマンドラマ。人生に意味を見出せなくなったふたりに、「死」が迫る。果たしてふたりは、人生に希望を抱くことができるのか。
映画

【映画】『天使の涙』あの暖かさが永遠になるように【ウォン・カーウァイ監督作品】

香港の映画監督ウォン・カーウァイが1995年に制作した映画『天使の涙』の感想/紹介記事です。人間の儚さと美しさを描いた前作『恋する惑星』につづき、本作においても同じテーマを扱った映画となっております。男女5人が織りなす群像劇に”どうでもいい”では済まされない感情のほとばしりをみることができます。
映画

【映画】『恋する惑星』愛の儚さ美しさ【ウォン・カーウァイ監督作品】

香港の映画監督ウォン・カーウァイが手掛けた映画『恋する惑星』の感想/紹介記事です。雑踏のなかに、あなたとわたしはいた。ここは恋する惑星。物語は4人の人物を主軸に展開されるラブロマンス群像劇です。ちょっと変わった人物たちが織りなす恋の物語は、恋の儚さと美しさを映しだしています。
映画

【映画】『茄子 アンダルシアの夏』意思とは過去との対峙

映画『茄子 アンダルシアの夏』の感想/紹介記事となります。原作は黒田硫黄の連作コミック「茄子」中の一編。監督は数多くのジブリ作品の作画監督を務めた高坂希太郎。スペインのアンダルシアを舞台にロードレーサーたちの熱いバトルが繰り広げられます。注目したいのはドラマ性。激しいロードレースと対照するように主人公ペペ・ベネンヘリの強く静かな意思が描かれています。
スポンサーリンク