手記

【書籍】『14歳からの哲学』「理想」について思うこと

「理想」という誰もが何の気なしにつかう言葉。「理想」について少しだけ考えて、執筆者の思うことをしたためた記事です。書籍『14歳からの哲学』(著)池田晶子、(出)トランスビューを参考文献として、独自的に記したものとなります。
映画

【映画】『ビューディフル・デイ』生きながらにして”死”んでいる【リン・ラムジー監督作品】

カンヌ国際映画祭で脚本賞&男優賞を受賞したリン・ラムジー監督映画『ビューティフル・デイ』の感想/考察記事となります。「生きながらにして”死”んでいる」主人公ジョーの少女ニーナ救出劇。本作の魅力は、圧倒的な自然の美に並びうるほどの人間の美。
映画

【新作映画】『線は、僕を描く』心の中の花【小泉徳宏監督作品】

小泉徳宏監督作品『線は、僕を描く』の感想/考察記事です。『ちはやふる』シリーズでお馴染みの同監督が描くのは、”青春”を生きる若者の水墨画をとおした成長。”自分と向き合う”という主題が繊細に描かれる今作は、競技かるたのバトルものとは違う様相を呈する、極めて内省的で「静」を基調とした物語となっています。
映画

【社会派ドラマ】特集 悲劇にみる人間の輝き【銃乱射事件】

「悲劇にみる人間の輝き」と題しまして、実際に起きた銃乱射事件を基として制作された映画を4つ紹介した記事となります。凄惨な事件をテーマとした物語を観ることで「死」と向き合い、「生」を考えることのできる社会派ドラマ。悲劇に遭遇した人物の諸相を目の当たりにすることで、人生の尊さに気づかされます。
映画

【映画】『静かなる叫び』その瞳のさきに【ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品】

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品『静かなる叫び』の感想/紹介記事となります。カナダのモントリオール理工科大学で実際におきた銃乱射事件をモチーフとした社会派ドラマ。物語の主要人物となる3人について「瞳」をキーワードとして執筆者の解釈を記しています。
映画

【映画】『7月22日』思想を凌駕する”感情”【ポール・グリーングラス監督作品】

ノルウェーで実際に起きたテロ事件を題材にした映画『7月22日』の感想/紹介記事となります。ノルウェーの政府庁舎前爆破、ウトヤ島での銃乱射事件を実行した人物と被害者、加えて彼らをとりまく人物を相対的に描くことで、事件を中心とした物語のスケールの大きさが特徴です。
映画

【映画】『ウトヤ島、7月22日』ただ、銃声と悲鳴だけが【エリック・ポッペ監督作品】

映画『ウトヤ島、7月22日』の感想/紹介記事となります。2011年7月22日、ノルウェーのウトヤ島で実際に起きた銃乱射事件を題材にした本作が描いたのは、「死」の恐怖と「生」の輝き。ワンカットという映像表現が観る者に物語の当事者さながらの臨場感を与えます。チャレンジングでありながら、社会的メッセージの強い映画。
映画

【映画】『エレファント』「死」に収斂されゆく”日常”【ガス・ヴァン・サント監督作品】

ガス・ヴァン・サント監督作品『エレファント』の感想/紹介記事となります。カンヌ国際映画祭でパルムドールと監督賞のW受賞を果たした本作が描いたのは「死」に収斂されゆく”日常”です。高校を舞台に12人の学生たちの視点から物語が進んでいく群像劇。リアリズム作品に成立させるための、学生に寄り添うカメラワークが特徴的です。
映画

【新作映画】『イニシェリン島の精霊』断ち切れぬ距離【マーティン・マクドナー監督作品】

マーティン・マクドナー監督作品『イニシェリン島の精霊』の感想/紹介記事です。小さな島を舞台に、「拒絶」を端緒とした人間の争いを描いていく。それはさながら”心の戦い”。過去作『スリー・ビルボード』同様、人間の執拗さが巻き起こすトラブルをとおして、人間の心理を巡った作品です。
映画

【映画】『アメリカン・ビューティー』”現実”にこそある美の数々【サム・メンデス監督作品】

アメリカの絢爛たる映画祭アカデミー賞において、5部門を獲得した映画『アメリカン・ビューティー』。この記事では、本作の魅力とサム・メンデス監督作品に共通するテーマ性についてを記しています。”平凡”を脱するべく”理想”に向け励む人間の極上ヒューマンドラマ。そして、彼らは気づく”理想”のさきにあるものを。
スポンサーリンク